古事記

5分で読める「古事記」上巻(14)・天孫降臨

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古事記・上巻

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ニニギが地上の統治者に命じられる

国譲りが成功したという知らせを受けたアマテラスは、息子のアメノオシホミミに地上を統治させようとしました。

ところが、「天降りの準備をしている間に、子のニニギが生まれたので、この子を地上に遣わせるのが良いでしょう」と答えました。

そこで、アマテラスはニニギに地上の統治を命じました。

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道案内の申し出

ニニギが高天原たかあまはらからいよいよ地上に降りようと、天の八衢やちまたという別れ道にさしかかった時、高天原と葦原中国あしはらのなかつくにの両方を照らす神が立っていました。

正体を確かめるよう命じられたアメノウズメが名前を聞くと、その神は国津神のサルタビコと名乗り、一行を先導するために迎えにきたとのことでした。

名前
1 女神 天宇受売命(あめのうずめのみこと) 芸能の女神
2 男神 猿田比毘古神(さるたびこのかみ) 道の神・旅の神
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ニニギの降臨

こうしてニニギ一行は、五柱の神を伴って高天原を出発することにしました。

この五柱の神を五伴緒神いつとものおかみと言います。
名前
1 男神 天児屋命(あめのこやねのみこと) 言霊を司る神、中臣連なかとみのむらじの祖
2 女神 天宇受売命(あめのうずめのみこと) 芸能の女神
3 女神 伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと) 作鏡連かがみつくりのむらじの祖
4 男神 布刀玉命(ふとだまのみこと) 祭祀を担う忌部首いんべのおびとの祖
5 男神 玉祖命(たまのおやのみこと) 玉祖連たまのおやのむらじの祖

この時、アマテラスは三種の神器である八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがたま草薙剣くさなぎのつるぎに三柱の神を添えてニニギに授けると、「この鏡を私だと思い、私を拝むのと同じように敬って祀りなさい」と命じました。

名前
1 男神 思金神(おもいかねのかみ) 知恵の神
2 男神 天手力男命(あめのたぢからおのみこと) 怪力の神
3 不明 天石門別神(あまのいわとわけのかみ) 宮廷の御門を守る神

こうして準備が整えられ、ニニギは筑紫つくし日向ひむか高千穂峰たかちほのみねに降り立ちました。

ニニギはアメノオシホミミの子で、アマテラスの孫にあたります。そのニニギが地上に降り立ったので天孫降臨てんそんこうりんと言います。