古事記

5分で読める「古事記」上巻(16)・邇邇芸命の結婚

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古事記・上巻

ニニギの求婚

ある日、ニニギが笠沙かささの岬に出かけると、コノハナサクヤビメという美しい女性に出会いました。

ニニギが求婚すると、「返事は父のオオヤマツミがする」とのこと。

早速結婚の申し入れをしたところ、オオヤマツミはとても喜んでくれました。

オオヤマツミは姉妹を嫁がせる

オオヤマツミは祝いの品を用意して、姉のイワナガヒメも一緒に嫁がせました。

ところが、イワナガヒメはとても醜かったので、ニニギは一目見るなり親元へ送り返し、コノハナサクヤビメと一夜をともにしました。

ニニギが永遠の命を失う

これを深く恥じたオオヤマツミは、「イワナガヒメと一緒なら、あなたの命は岩のように永遠に続いたでしょう。しかし、コノハナサクヤビメだけと一緒なら、あなたの命は花のように短くなります」と、ニニギに伝えました。

このため、天皇家は永遠の生命を失ってしまいました。

コノハナサクヤビメの出産

結婚してしばらくたった後、ニニギはコノハナサクヤビメから妊娠したことを告げられました。

しかしニニギは、一夜限りの交わりで身籠るはずはないのだから、別の神の子に違いないと疑いました。

この言葉を聞いたコノハナサクヤビメは、「これから炎の中で出産します。あなたの子であれば無事に生まれることでしょう」と言い、燃えさかる産屋の中で三柱の子を生みました。

名前
1 男神 火照命(ほでりのみこと) 火が盛んに燃えた時に産んだ子
2 男神 火須勢理命(ほすせりのみこと) 火が弱くなった時に産んだ子
3 男神 火遠理命(ほおりのみこと) 火が消えた時に産んだ子