古事記・上巻
サルタビコの帰郷
無事地上に降り立ったニニギは、道案内を終えたサルタビコを故郷まで送り届け、サルタビコの名を受け継いで仕えるよう、アメノウズメに命じました。
この時、アメノウズメはニニギから猿女君という名前を授かりました。
名前 | |
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1 | 男神 邇邇芸命(ににぎのみこと) |
2 | 男神 猿田比毘古神(さるたびこのかみ) |
3 | 女神 天宇受売命(あめのうずめのみこと) |
伊勢にて
伊勢に戻ったサルタビコは、海で漁をしていた時に、比良夫貝に手を挟まれて溺れ死んでしまいました。
その時、三柱の神が生まれたと言われています。
名前 | ||
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1 | 不明 底度久御魂(そこどくみたま) | 水の底に沈んだ時に生まれた |
2 | 不明 都夫多都御魂(つぶたつみたま) | 立ちのぼった泡から生まれた |
3 | 不明 阿和佐久御魂(あわさくみたま) | 泡が水面から弾けた時に生まれた |
アメノウズメはサルタビコを伊勢に送った後、海にいる魚介類を全て集めて、「アマテラスに仕えるか」と尋ねました。
みんな「お仕えします」と答えたのですが、ナマコだけが返事をしませんでした。
すると、アメノウズメは「何も答えない口はこうだ」と言って、懐から短剣を取り出して、ナマコの口を切り裂いてしまいました。
このため、ナマコの口は横に裂けているのだそうです。