古事記

5分で読める「古事記」上巻(9)・大穴牟遅神の死

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古事記・上巻

ヤガミヒメの結婚宣言

ヤガミヒメはヤソガミからの求婚を断り、オオアナムヂに嫁ぐと宣言しました。

ヤソガミは激しく怒り、オオアナムヂ殺害を計画しました。

1度目の殺害と復活

一行は旅を続け、ヤソガミは伯岐国ほうきのくに手間山てまやまの麓にオオアナムヂを連れて行きました。

ヤソガミは、「大きな赤い猪がこの山にいる。我々が山の上から追い出すから、お前は山の下で受け止めろ。もしできなかったら殺してしまうぞ」と、オオアナムヂに命令しました。

ところが、ヤソガミが突き落としたのは猪ではなく、真っ赤になるまで焼いた猪に似た大石でした。

それを受け止めたオオアナムヂは、大火傷を負って死んでしまいました。

オオアナムヂの母・サシクニワカヒメは、息子の死を悲しみ、高天原たかあまはらのカミムスヒに救いを求めました。

そこでカミムスヒは、赤貝の神・キサガイヒメと蛤の神・ウムギヒメを遣わしました。

二神は貝殻を削った粉を水に溶かし、オオアナムヂの全身に塗るとオオアナムヂは生き返りました。

2度目の殺害と復活

死んだはずのオオアナムヂが生きているのを見て、ヤソガミは再びオオアナムヂを殺害します。

今度もオオアナムヂを騙して山に連れて行き、大木の裂け目に押し込んで挟み殺してしまいました。

今度も母親のサシクニワカヒメがやって来て、オオアナムヂを助け出すと、木国きのくにのオオヤビコの元に逃がしました。

根の堅洲国への逃亡

オオアナムヂが生き返ったことを知ったヤソガミは、木国まで追いかけてきて、「オオアナムヂを出せ」と迫ってきました。

オオヤビコは木の股からオオアナムヂをこっそり逃がし、堅洲国かたすくにに向かわせました。