古事記

5分で読める「古事記」下巻(3)・墨江中王の反乱

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古事記・下巻

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墨江中王の謀反

第16代・仁徳にんとく天皇が亡くなると、第17代・履中りちゅう天皇が即位しました。

即位の祝いの宴で天皇が酔って寝た隙に、弟・スミノエは天皇の地位を奪おうとして、宮殿に火を着けました。

家臣のアチノアタイは天皇を密かに助け出し、難波なにわから大和やまと石上いそのかみ神宮(奈良県天理市)へ向かいました。

そこへもう1人の弟・ミズハワケが救援に来ましたが、スミノエのように命を狙いに来たと疑った天皇は、「スミノエを殺して戻ってきたならば、必ず会って話そう」と告げました。

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潔白の証明に兄を謀殺した水歯別命

ミズハワケは直ちに難波なんばへ向かい、スミノエの側近・ソバカリに、大臣の位を餌にスミノエの暗殺をそそのかしました。

これを真に受けたソバカリは、スミノエがかわやに入った時に矛で刺し殺しました。

「任務を成功させたとはいえ、ソバカリが主君を殺したのは義に反すること。しかし、その功に報いなければ道理はない」と考えたミズハワケは、スミノエに身分を与えてから殺すことにしました。

そこで、ミズハワケは大臣となったソバカリと酒を酌み交わし、ソバカリが大きな杯で顔が隠れた時に剣で首を切り落としました。

こうしてスミノエの反乱を切り抜けた履中天皇は、64歳でこの世を去りました。

その後、弟・ミズハワケ(第18代・反正はんぜい天皇)が後を継いで即位しました。