古事記

5分で読める「古事記」下巻(5)・軽太子の禁断の恋

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古事記・下巻

兄妹の禁断の恋

第19代・允恭正いんぎょう天皇が即位すると、後継者に第1皇子・カルノミコを指名しました。

ところが、即位前に同母妹・カルノオオイラツメと道ならぬ恋に落ち、カルノミコが詠んだ歌がもとで、2人の仲が世間に知られてしまいました。

当時、母が同じ兄妹が男女の関係を持つことはタブーであったため、人々の心はカルノミコから離れていき、弟・アナホノミコ(第20代・安康あんこう天皇)に期待が集まりました。

允恭天皇の死後、危機感を抱いたカルノミコは、大臣・オオマエの館に逃げ込み、武器を用意しました。

アナホノミコが軍勢を率いて館を取り囲むと、オオマエが出てきて「同腹の兄皇子に武器を向けてはなりません。私が兄君をお連れします」と言い、カルノミコを差し出しました。

名前
1 男性 木梨之軽太子(きなしのかるのみこ)
2 女性 軽大郎女(かるのおおいらつめ)
3 男性 穴穂御子(あなほのみこ)
4 男性 大前小前宿祢(おおまえおまえのすくね)

恋の結末

捕らえられたカルノミコは、伊予いよの湯(道後温泉)に流されてしまいました。

別れてもなお思いが募るばかりのカルノオオイラツメは、カルノミコの後を追って伊予に向かいました。

再会した2人は喜びにひたりながら、そのままともに自害しました。