古事記

5分で読める「古事記」中巻(5)・崇神天皇

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古事記・中巻

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オオモノヌシの祟り

第10代・崇神すじん天皇の時代、国内に疫病が流行り、多くの人が亡くなりました。

疫病が鎮まるように、崇神天皇が神を祀って祈願すると、夢の中にオオモノヌシが現れ、「疫病は自分の仕業なので、オオタタネコに自分を祀らせなさい。そうすれば疫病は鎮まるだろう。」と告げました。

早速オオタタネコを探し出すと、彼はオオモノヌシの子孫とのことでした。

そこで、オオタタネコを神主として大和の三輪山みわやまにオオモノヌシを祀らせました。すると疫病が収まり、国に平和が戻りました。

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タケハニヤスヒコの謀反

疫病を沈めた崇神天皇は、諸国を平定するために、オオビコを高志国こしのくに(北陸地方)、タケヌナカワ(オオビコの子)を東方十二国(東海地方)、ヒコイマスを旦波なにわ(丹波地方)に派遣しました。

オオビコが高志国を目指して進んでいると、不思議な少女が「崇神天皇は命を狙われている」と詠っていました。

オオビコが都に戻って崇神天皇に報告すると、タケハニヤスが謀反を起こしたことを悟ります。

崇神天皇に征伐を命じられたオオビコは、和訶羅川わからがわ(木津川きづがわ)でタケハニヤスを撃破し、さらに高志国を平定しました。

また、旦波、東方も平定され、諸国に平和が甦りました。

オオビコが北陸道の国々を征服しながら北上していくと、東海道を進んでいたタケヌナカワと出会います。二人が出会った地は相津あいづ(会津)と呼ばれるようになりました。
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豊かな生活と徴税の始まり

大和に抵抗する者が平定され、国民の生活が豊かになると、男性は獲物の肉や皮、女性は布や糸を貢物として納めるようになりました。

これが徴税の始まりです。