以前は旧型を使っていたのですが、それよりも写りが良いと評判のニコンFマウントレンズ「AF-S DX NIKKOR 55-200mm F4-5.6G ED VR II」を中古で買いました。
実際に使ってみると、キットレンズとは思えない写りだったので、もっと早く新型に乗り換えていれば良かったと後悔するほどでした。
現在では生産終了となっているレンズですが、今でも根強いユーザーが多いので、レンズの仕様や使った感想を紹介したいと思います。
概要
Nikon AF-S DX NIKKOR 55-200mm F4-5.6G ED VR II
- 沈胴機構の採用でさらに小型・軽量化を実現した携行性に優れるコンパクトな望遠ズームレンズ。
- 望遠撮影をサポートするブレ軽減効果の高いVR機構(手ブレ補正効果 4.0段※CIPA規格準拠)を搭載。
- EDレンズの採用により、色収差の少ない高い光学性能で、気軽に望遠撮影が楽しめます。
出典 ニコン公式サイト
※このレンズはもともと、D3300のキットレンズです。
仕様
発売日 | 2015/02/05 |
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焦点距離 | 55mm-200mm |
手ブレ補正 | 有(4.0段) |
最短撮影距離 | 1.1m |
最大撮影倍率 | 0.23倍 |
最大絞り |
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最小絞り |
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フィルターサイズ | 52mm |
寸法 | 約70.5mm×83mm |
質量約 | 300g |
付属品 |
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※このレンズにはレンズフードが付いていません。必要な場合は、HB-37のレンズフードを購入してください。新品だと高いので、中古か社外品を買うほうが安く済みます。
純正品にはNikonの文字が書かれていますが、社外品には書かれていないので注意してください。
外観
縮んでいるときはニコンらしい普通の見た目なのですが、200mmまでズームするとちょっぴりダサい・・・。
良いレンズなので、見た目は別に気にしないですけどね。
だって、撮っているときはレンズが見えませんから。
沈胴解除のボタン、AF/MF切り替えスイッチ、VR(手ブレ補正)ON/OFFスイッチが付いています。
カメラの電源を入れるたびに「撮影するにはズームリングを回してレンズを繰り出してください」と表示されてチョットうざいですが、ボタンでロックしておけば勝手にレンズが伸びることがないので便利です。
とにかく安いので、マウントもプラスチックというオールプラ製です。
望遠なのに300gという軽さのヒミツは、ここにあったんですね。
プラマウントといえども、「落とす」「雑に扱う」ということがなければまず壊れないので、軽いは正義ということを知らしめてくれるレンズです。
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画質
Nikon D3300(200mm,F5.6,1/250,ISO100)
開放で撮影。ピントが合っている部分はくっきり鮮やかに、背景のボケは柔らかい雰囲気になりました。
Nikon D3300(130mm,F6.3,1/160,ISO100)
玉ボケも綺麗で、茎の毛羽立ちもハッキリ写るほど解像度が良くて驚きました。
優しい雰囲気で花を撮るのであれば解放、シャープに撮るのであればF8がちょうどいいと思います。
Nikon D5300(175mm,F9.5,1/250,ISO100)
紅葉の小さな種も、ブレずにくっきりと捕らえることができました。
AFはあまり早くないので動画には向きませんが、じっくり撮るのであれば申し分ないです。
Nikon D3300(82mm,F4.2,1/400,ISO1600)
公園内の小さな滝を手持ちで撮影。日陰でしたが、綺麗な水しぶきをくっきり写すことができました。
さすがニコンのVR(手ブレ補正)です。
使った感想
キットレンズにしては明るく、手ブレ補正もかなり優秀です。
このレンズのためにカメラを買ってもいいと思えるほどのクオリティでした。
正直なところ、価格.comの満足度4.90点に嘘偽りはなかったです。
私は花の撮影でしか使っていませんが、ポートレートでも十分威力を発揮してくれるレンズですね。
このレベルのレンズをこの安さで買えるのは、「Nikon AF-S DX NIKKOR 55-200mm F4-5.6G ED VR II」以外には無いと思います。
最後に
最初は標準域も賄える「Nikon AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II」の購入も考えていたのですが、重たいので肩が凝るんですよね。
おまけに55-200mmよりも画質が落ちるので、結果的にダブルズームキットに落ち着きました。
レンズ交換は簡単だし、標準と望遠の使い分けをすれば交換頻度も少なくなるし、軽くて肩が凝ることもないのでこのレンズを選んでよかったです。
55-200mm F4-5.6G ED VR IIは、安くて程度のいい中古レンズがまだまだ売られているので、一眼レフ初心者の方にはぜひとも使ってほしいです。