先日、中古で大口径の単焦点レンズを買ったのですが、相方に「開放値が小さいレンズほどNDフィルターが必要だよ」と言われました。
私が既に持っているNDは、今回買ったレンズよりもサイズが小さいので、新しいものを買わなくてはなりません。
これはまた手痛い出費だなぁと思っていたところ、YouTubeで見た「ステップダウンリング」のことを思い出しました。
NDフィルターよりもステップダウンリングの方が安いので、早速買って使ってみることにしました。
ステップダウンリングとは
レンズの口径よりも小さいサイズのフィルターを装着するために使う、アタッチメントリングです。
レンズの口径よりもフィルターが大きい場合は、ステップアップリングを使います。
ステップダウンリングのメリットとデメリット
メリット
- フィルターの使いまわしができるため、節約になる。
デメリット
- フィルターがレンズの口径よりも小さいので、ケラレる場合がある。*注1
- レンズの仕様によっては、専用フードが使えない場合もある。
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- *注1:口径サイズが大幅にダウンしたり、広角側で撮影したりするとケラレる可能性があります。
フィルターは、できれば口径が一番大きいレンズに合わせて用意し、ステップアップリングを装着して使い回す方が無難です。ただし、財力がある方はその都度フィルターを買ってもいいです。
撮影例
使用したステップダウンリング
今回使用したのは、ゼロポートジャパンのステップダウンリング(52mm → 49mm)です。
クローズアップレンズフィルターをネジではめ込んでいますが、リングよりフィルター方が小さいので、フィルターが乗っかっているように見えます。
金属製で質感があり、ローレット(ギザギザの滑り止め)が無いものの、レンズの脱着がスムーズでした。
したがって、レンズが外れないというようなトラブルは全くありませんでした。
ケンコー製はサイズが無く、マルミ製はツルツルでリングが外れなくなったというレビューがあったので、こちらを選んで正解でした。
ND8使用
カメラ ニコンD90 レンズ ニコンAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 設定 F4・1/1000秒・ISO200・焦点距離52.5mm
クローズアップNo,10使用
カメラ ニコンD90 レンズ ニコンAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G 設定 F4・1/750秒・ISO200・焦点距離52.5mm
最後に
画角が標準域で、フィルター口径が3mmダウンしただけなので、ステップダウンリングを付けてもケラレは出ませんでした。
広角レンズだとケラレる場合もあるようですが、標準~広角域の範囲だと問題は無さそうです。
もしもケラれた場合はトリミングをすればいいので、口径がワンサイズダウンほどであれば、ステップダウンリングで十分に対応できます。