みなさんは神社の参拝の作法を行うだけで、知らないうちにお祓いがなされていることはご存知でしょうか?
お参りするだけで心と身体が浄化される、意外なポイントを紹介したいと思います。
玉砂利を踏みしめる
参道の玉砂利の上を歩くだけで、穢れを祓うことができます。
少し歩きにくいですが、踏みしめた時のジャリジャリと言う音にも清めの効果があるそうです。
玉砂利の玉は、「魂」「御霊」「美しい」「宝石」「大切なもの」という意味があり、御霊の籠った美しい石を敷き詰めることで、神様に繋がる参道を清めています。
その他にも、禊を行う川の代わりを果たしているとも言われています。
手を洗い口をすすぐ
神社では、参拝する前に「手水舎」で手と口を洗います。
これは禊を簡略化したもので、心身の穢れを清めるという意味があります。
鈴を鳴らす
多くの神社では、賽銭箱の上に吊るしてある鈴を鳴らしてお参りをしますが、それだけで祓い清められます。
鈴の音色には「祓い清める」「神様をお呼びする」「神様を深く敬う気持ちにさせる」という3つの意味があります。
その清らかな音色には、昔から魔除けの力があるとされていて、巫女が神楽を舞う鈴にも同じ役割があります。
※鈴が無い神社では、柏手を打つことにより悪霊を祓うとされています。
お賽銭を払う
賽銭には、硬貨を入れる音で罪を祓う、お祓い料として財を投げ打つなどの意味があります。
祓うと払うが同じ読み方であるように、自分が日常で知らず知らずのうちに犯した罪や穢れがお賽銭とともに清められるという考え方もあります。
祈る
参拝の際、「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」と唱えると身が清められます。
略拝詞(りゃくはいし)と言われるもので、水を使ったお祓いができない場合に唱える短縮版の祝詞(のりと)です。
※「はらえたまい きよめたまえ」だけでもOKです。
あとがき
神社という神様の領域に入るだけでも神聖な気持ちになりますが、無意識に禊が行われたおかげで心が洗われるんですね。
神社って凄いです。