楼門
拝殿
本殿
御神木は拝殿の真後ろにありますが、板垣に囲まれていて近づくことができませんでした。
高房社と仮殿
高房社(右)
御祭神は建葉槌神(たけはずちのかみ)です。
日本書紀に登場する神様で、建御雷之男神の葦原中国平定に最後まで服従しなかった天香香背男(あめのかがせお)を抑えるのに大きく貢献しています。
古くから、高房社を参拝してから本宮を参拝する習わしがあります。
仮殿(左)
元和4年(1618年)、社殿造営のため徳川2代将軍・秀忠公が奉納したものです。
この仮殿に神様をお遷ししたあとに旧本殿を奥宮まで曳いていき、その跡地に新しい社殿を造営しています。
鹿園の鹿
国譲り神話において、鹿の神である天迦久神(あめのかくのかみ)が、天照大御神の命を建御雷之男神に伝える重要な役割を担いました。
そのことから、鹿島神宮では鹿を神使として大切にしています。
また、奈良に春日大社を創建する際も、鹿島の神様の御分霊を鹿の背中に乗せてお遷ししたと伝わっています。
奥宮
奥宮は残念ながら保存修理工事をやっていました。
令和の大改修ということで、完成するのは令和4年5月末になるそうです。
工事期間中は500円を納めると工事の様子を見学できます。
※詳しくはこちら。
御手洗池
1日に40リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたっています。
昔は参拝する前にここで禊をしたそうです。
御神水をお水取りしている参拝客もいました。
要石
地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす大ナマズの頭を抑えていると古くから伝わっています。
香取神宮には凸型の要石があり、同様の話が伝えられ、鹿島神宮の要石と地中深くで繋がっているとも言われています。
黄門仁徳録によると、水戸の徳川光圀公が7日7晩にわたって要石の周りを掘らせたものの、いつまで経っても辿り着くことができなかったと記されています。
要石への道案内として、建御雷之男神に頭を抑えられているナマズの像があります。
おそらく、鹿島要石真図の絵を表したものと思われます。
建御雷之男神の猛々しさと裏腹に、ナマズの降参して弱った顔が可愛く見えるのは私だけでしょうか?
御祭神
香取神宮
主祭神
- 建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)
社格
常陸国一宮・延喜式内社(名神大社)・官幣大社・別表神社・勅祭社
創建
神武天皇元年(紀元前660年)
御由緒
鹿島神宮は、香取神宮・息栖神社と共に、東国三社の一社として上下の信仰の厚い神社です。
創祀は神武天皇の時代と伝えられています。
神武天皇が東征の半ばにおいて思わぬ窮地に陥った時に、建御雷之男神の「布都御魂剣」の神威によって救われました。
この神恩に感謝された天皇は、即位の年である皇紀元年に大神をこの地に勅祭されたと伝えられています。
現在の社殿は徳川2代将軍・秀忠公、奥宮は徳川家康公、楼門は水戸初代藩主・徳川頼房公により奉納されています。
常陸風土記においては、「香島の天の大神」が高天原より香島の宮に降臨したと書かれています。
御利益
必勝祈願、武道守護、国家鎮護、芸能上達、農業・漁業・商工殖産の守護、病気平癒、厄除け、縁結び、安産、延命長寿、航海安全、交通安全、旅行安泰など
御朱印
参拝日(2021年11月16日)
- 初穂料:500円
- 御朱印授与時間:8:30~16:30(元旦のみ午前0時から)
アクセス
鹿島神宮(かしまじんぐう)
- 住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
- 電話:0299-82-1209
- 駐車場:第一駐車場・有料、第二駐車場・無料(土日祝・繁忙期は有料)、御手洗駐車場・無料
- 参拝時間:自由(授与所・祈祷受付:8:30~16:30)
- 公式サイト:http://kashimajingu.jp/