拝殿
今回は神職不在の為、お賽銭箱が手の届かない場所に設置してありました(おそらく盗難防止のため)。
どうしてもお金を投げ入れるスタイルになるため、お札だと賽銭箱に入らないと思います。
お賽銭が高額になる場合、500円硬貨を数枚用意しておくといいでしょう。
拝向の見事な彫刻は、江戸末期の名工・石田丹治栄貞の作品です。
本殿
摂末社等
八重垣神社
三峯神社
昔の三峯神社でしょうか?
石祠の真裏にひっそりと建っていました。
阿夫利神社
大漁神社
この鳥居の前に立った時、一羽の鳩が鳥居に留まりました。
すぐに飛び立ってしまいましたが、おそらく神様に歓迎されたのだと思います。
忠魂社
琴平神社
助五郎稲荷
厳島神社
天の石笛
天の石笛は、享保3年(1718年)頃、漁師の網にかかって奉納されたものです。
頭部に直径30cm、深さ40cmの溝穴があり、側面にも穴があるので、風が吹き込むと妙音がしました。
漁師は、この音によって出漁を占ったそうです。
飯岡助五郎之碑と力石
石塁
17世紀中期に築かれた石塁(石垣)です。
海中から産出された飯岡石と呼ばれる凝灰質砂岩です。
飯岡の寄石と言って、明神様のご利益によるものと考えられていました。
近所の家でもこの石塁を見ることができます。
玉﨑の姫龍
御神木
樹齢500年(推定)の御神木です。
幹がぱっくり割れていても、しっかりと根付いています。
御祭神
玉﨑神社
御祭神
- 玉依毘売命(たまよりひめのみこと)
配祀神
- 日本武命(やまとたけるのみこと)
社格
下総国二宮(論社)・郷社
創建
景行天皇40年(110年)
御由緒
景行天皇の皇子・日本武尊は、東夷征討を行うため、相模から上総に渡ろうとして海難に遭いました。
后の弟橘姫命が、「これは海神の御心に違いない」といって入水したことで、無事に上総の国に着くことができました。
更に、海路葦の浦より下総玉の浦に渡ると、日本武尊はその霊異を敬い、海上平安・夷賊鎮定のために玉の浦東端「玉ヶ崎」に海神・玉依毘売命の神霊を奉りました。
後世、「玉ヶ崎」を「竜王岬」と言うようになったのは、海神を竜宮の神とこじつけ、竜王の鎮まり座す崎と言うようになったからです。
中世には下総國二之宮・玉の浦総社と称され、武門武将の崇敬が厚く、平貞盛・源頼朝・千葉常胤等が奉幣や社殿の造営に関わりました。
しかし、竜王岬の欠損がはなはだしく、加えて天文2年(1533年)に兵火にかかって社殿が全焼したので、現在の地に遷座しました。
江戸時代に入ると、上総國一宮(玉前神社)とともに、九十九里浜を鎮護する神社として広く崇められ、佐倉藩主・堀田氏、久留里藩主・黒田氏等武人の崇敬はもとより、平田篤胤・平田銕胤・大国隆正等の文人が参詣しています。
この頃の飯岡は、九十九里の代表的な漁場として隆盛を極め、相模・三河・紀伊・伊予・阿波・和泉・安芸等の国々よりの移住者も多く、天保水滸伝で有名な飯岡助五郎もこの地に渡って社領地に住み、当神社の潮祭には一党を引き連れて参拝し、奉納相撲を執り行いました。
近年では、画家・竹久夢二等も参詣し、「飯岡の明神様」として御神威赫々たるものがあります。
御利益
安産・育児、海上鎮護、漁業、厄除開運、縁結び
御朱印
参拝日(2021年01月19日)
- 初穂料:300円
- 御朱印授与時間:神職在社時(電話確認推奨)
※神職不在時は書き置きでの授与となります。
書き置きは、賽銭箱の左手前に用意されています。
初穂料を賽銭箱に納めてから御朱印を頂きましょう。
参考 あわせて立ち寄りたいおすすめスポットアクセス
玉﨑神社(たまさきじんじゃ)
- 住所:千葉県旭市飯岡2126
- 電話:0479-57-2278
- 駐車場:有
- 参拝時間:自由
- 公式サイト:https://www.tamasakijinja.com/
「木の葉パン」が人気のお土産です
一の鳥居横に辰野本店というお店があります。
「木の葉パン」が人気で、お土産に買って帰る人も多いそうです。
木の葉パンとは、銚子市・旭市周辺のみで見かけるご当地グルメで、普段のおやつとして愛されている庶民の味です。
材料は小麦粉・バター・砂糖のみなので、パンと言うよりは丸ボーロに近い味と食感です。
1枚60円、1袋370円でした。
素朴で優しく懐かしい味がして、また買いたくなる美味しさでした。
辰野本店以外にも売っているお店があるので、旭・銚子に来た際はぜひ一度食べてみて下さい。