拝殿
本殿
摂末社等
稲荷神社
現在改修工事を行っているため、本殿が鳥居の手前に移動しています。
令和3年2月には完成するとのことなので、またお参りに行くのが楽しみです。
追記 改修工事後の稲荷神社(2021年1月19日現在)
すっかり綺麗になりました。
ミニ稲荷が増えて、神様の居心地も良さそうですね。
道祖神
表参道鳥居の右側にある小さな像の神様は、とても愛らしく優しい笑顔で人々を見守っています。
塩の化石
この地は昔、海から続く「椿の海」と呼ばれる湖でした。
干拓により田畑となり、太平洋戦争中には飛行場が建設されました。
飛行場の建設が始まると、各種の貝殻や漁具が掘り出されましたが、これもその一つです。
石のように見えますが、専門家が調べたところ、塩の化石であることが分かりました。
この化石は、千葉刑務所干潟出張所の職員によって奉納されたものです。
御神木
大銀杏
この御神木は、椿の海干拓前から生えていたと伝えられています。
千葉県内でも非常に珍しい雌木の銀杏で、毎年たくさんの実を付けます。
また、雌木らしさを強調するかの如く乳房のように枝から垂れている部分があり、この部分は「気根」や「乳柱」と呼ばれています。
沢山の子種ができる銀杏の雌木と言う事もあり、「子宝に恵まれる」「母乳の出が良くなる」「子供が健やかに育つ」というご利益があると伝えられ、女性からの信仰が特に厚いです。
夫婦杉
この杉は、根元が一つになっていて、真ん中に子供の木が1本生えています。
この杉の前でお祈りをすると、子宝に恵まれると伝えられています。
御祭神
鎌数伊勢大神宮
御祭神
- 天照大神(あまてらすおおかみ)
社格
郷社
創建
寛文11年(1671年)
御由緒
寛文11年(1671年)まで、この地は椿の海という湖でした。
江戸の白井治郎衛門、伊勢桑名の辻内刑部右衛門という二人が湖の干拓工事を始めると、農民や漁民からの強い反対に遭い、工事を中止することにしました。
しかし、なんとしても工事をやり遂げるため、両氏は伊勢内宮・梅谷左近大夫長重 神主に祈願をお願いしました。
両氏が持ち帰った御神木と御神札を湖水に浮かべた所、現在の社殿に近い東方の岸に流れ着きました。
これは神様のお示しだと考え、工事を再開すると不思議なことに農民漁民からの反対も無く工事が進み、干拓が成功しました。
干拓事業完成感謝記念として、梅谷左近大夫長重(現宮司12代前)神主により、この地に伊勢皇大神宮から御分霊を移し、干潟の総鎮守産土神としてお祀りしたのが鎌数伊勢大神宮です。
椿海古図(干拓前)
椿梅古図(干拓後)
御利益
開運招福、五穀豊穣、事業成功、交通安全、工事安全
御朱印
参拝日(2020年11月13日)
参拝日(2021年01月19日)
- 初穂料:300円~(稲荷神社は500円)
- 御朱印授与時間:9:00~16:00
詳しくはこちら
参考 あわせて立ち寄りたいおすすめスポットアクセス
鎌数伊勢大神宮(かまかずいせだいじんぐう)
- 住所:千葉県旭市鎌数4314番地
- 電話:0479-62-1982
- 駐車場:有
- 参拝時間:自由
- 公式サイト:https://kamakazu.com/
国道126号沿いに大きな看板があり、駐車場は国道に隣接しています。
車を停めると、目の前が参道になっています。
平日は空いていますが、停められない場合は第二駐車場を利用して下さい。
最後に
天照大神が鎮座するにふさわしい、明るくて綺麗な神社でした。
神社には猫が数匹いるのですが、人懐っこい白猫ちゃんがしばらくお供をしてくれました。
神様に代わっておもてなしをしてくれたんだな~と思うと、とても嬉しくなりました。
散策中にお話をさせていただいたご夫婦が「近くを通ったら神社が見えたので立ち寄った」とおっしっていました。きっと神様に招かれたと思うので、近いうちにいいことがあるのではないかと想像しています。