拝殿
妙見様が祀られているためか、千葉神社のような朱塗りのお社です。
左右の提灯には人見神社の文字と共に、妙見様のシンボルである「星」「月」「太陽」が描かれており、奉納された酒樽の前では右大臣様と左大臣様が拝殿をお守りしています。
鬼瓦と扁額。
よく見ると鬼瓦をはじめ、あらゆる場所にハートが隠れていました。
本殿
手水舎
コロナ禍で手水舎が工夫されていますが、
亀さんは昔ながらの佇まいのようです。
観音堂
神仏分離の名残で、妙見様が祀られています。
末社五社
左から
- 春日神社
- 浅間神社
- 八幡神社
- 八雲神社
- 吾妻神社
御祭神
人見神社
御祭神
- 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
- 高御産巣日神(たかみむすひのかみ)
- 神産巣日神(かみむすひのかみ)
社格
郷社
創建
天禄元年(970年)
御由緒
人見神社は東京湾を望む獅子山(人見山)に立ち、古来より二総六妙見(上総の人見神社・久留里神社・横田神社、下総の千葉神社・印西妙見宮・飯高妙見宮)の一社として人々の篤い崇敬を受けてきました。
青蓮寺の「妙見縁起」によると、奈良時代以前に孝徳天皇の代に日向国より勧請されたと記されています。
あるいは昔、近郷の大堀に二戸しかなかった頃、うち一戸の太右衛門が草刈りをしている時に妙見尊像を見つけたので、もう一戸の市右衛門と相談して獅子山に祀ったという「妙見隠し」の伝承も残っています。
天慶3年(940年)、平忠常が上総介として赴任した折に、武蔵国より北辰妙見の神霊を上総・下総各地に勧請しており、その中の代表的な一社が人見神社です。
治承4年(1180年)に石橋山の戦いに敗れた源頼朝が、再起を図るために当神社で武運長久の祈願文を捧げたと伝えられています。
天正19年(1591年)には徳川家康より良田五石の朱印の寄贈があり、元禄4年(1691年)には当地方の領主、小笠原彦太夫より大刀の献納がありました。
寛政9年(1797年)には、小笠原兵庫と氏子らが浄財をもって春日造の社殿を造営しました。
明治に入ると神仏分離の国策を受けて人見神社となり、妙見菩薩は観音堂に祀られることになりました。
御利益
眼病治癒、開運、厄除け、殖産興業、海上安全
御朱印
参拝日(2022年05月23日)
- 初穂料:500円
- 御朱印授与時間:9:00~17:00
※社務所の休務日は神主が不在のため、祈願や御守御朱印を頂くことができません。詳しくは社務所予定を確認してください。
アクセス
人見神社(ひとみじんじゃ)
- 住所:千葉県君津市人見892
- 電話:0439-52-5008
- 駐車場:有
- 参拝時間:自由
- 公式サイト:https://hitomi-jinja.jp/
駐車場は山の麓にあり、長くて急な石段を上ることになります。
ただし、運が良ければ境内裏にある駐車スペース(2~3台)に車が止められます。