拝殿
本殿
姉埼神社では拝殿に入ることができるので、本殿を身近に見ることができます。
上部に彫られた金色の龍神は、本殿が火災に遭っても無傷だったので、災難除けのご利益があります。
表参道
二の鳥居をくぐり、境内まで163段の石段を上ります。
階段の段差はあまりないですが、上り切るのは少しきついです。
階段の中腹で、やっと三の鳥居(境内の入り口)が見えてきます。
パワースポット
霊泉御瀧の水
二の鳥居の目の前にある道路を左に曲がると御神水があり、お水取りができます。
上の方には水祖神社があり、罔象女神が祀られています。
創建当時から涸れたことがない清水で、「この水を用いる者は百歳の長寿を保つ」と言い伝えられています。
摂末社
龍宮神社
祭神は豊玉姫命。
二の鳥居をくぐって左手に鎮座しています。
ちなみにこの裏手に御神水があります。
浅間神社(富士塚)
祭神は木花咲耶姫。
富士山を摸して造られており、この頂上に立つと、富士山頂上に立つのと同じご利益があると言い伝えられています。
金毘羅大権現
右端の祠が金毘羅大権現で、その他の2社は不明です。
天照大神
御嶽大神
厳島神社
祭神は、田心姫、多岐津姫、市杵島姫。
天神社(菅原神社)
祭神は菅原道真。
末社殿
左から、
- 日月神社(天照大神・月読尊)
- 稲荷神社(倉稲魂命)
- 竈神社(奥津比古命、奥津比売命、火産霊命)
- 大国主神社(大国主命)
- 神武天皇社(神倭磐余彦命)
- 子安神社(木花咲耶姫命)
- 奥宮神社(伊弉諾命、伊弉冉命)
- 大宮神社(国常立命)
- 日枝神社(大山咋命)
- 石凝神社(石凝姥命)
- 雨降神社(大山祇神)
- 粟島神社(少名彦名命)
- 白鳥神社(日本武尊)
- 新波々木神社(句句廼馳命)
- 大六天宮(面足尊、惶根尊)
日本を代表する神様を始め、レアな神様まで祀られています。
東照宮
祭神は徳川家康。
裏参道
裏参道からの入り口もなかなか立派です。
御祭神
姉埼神社
御祭神
- 支那斗弁命(しなとべのみこと)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
- 塞三柱神(さえのみはしらのかみ)
- 八衢比古命(やちまたひこのみこと)
- 八衢比売命(やちまたひめのみこと)
- 久那斗命(くなどのみこと)
- 大雀命(おおさざきのみこと)
社格
県社
創建
景行天皇40年(110年)
御由緒
姉埼神社は社殿によれば、第12代景行天皇40年(110年)日本武尊御東征の時、走水の海(浦賀水道)で嵐に遭い、お妃の弟橘姫の犠牲によって無事上総の地に着かれた。この宮山台において、お妃を偲び、かつ舟軍の航行安全を祈願し、風神・支那斗弁命を祀ったのが創始と伝えられる。
その後、父である景行天皇がこの地を訪れられて日本武尊の霊を祀られ、さらに第13代成務天皇5年この地を支配していた上海上の国造の忍立化多比命が天児屋根命、塞三柱神を合祀し、また第17代履中天皇4年忍兼命が大雀命(第16代仁徳天皇)を合祀されたといわれる。
御祭神のご神徳は姉埼神社への尊崇を高め、元慶元年(877年)5月神階は正五位下、同8年7月正五位上を授けられる。延長5年(927年)に纏められた延喜式神名帳にも上総国五社の一社として記載せられいわゆる式内社として有名になった。
天慶3年(940年)朱雀天皇の勅使から平将門追討の祈願により刀剣一振りが奉納され、現在も神宝として保管されている。
治承4年(1180年)源頼朝が房総の地から鎌倉への途次、社前で馬ぞろえをし、戦勝の祈願をした。
慶長2年(1597年)、および同6年に社殿を造営し、元和4年(1618年)松平直政がこの地に封せられ神領三十五石を寄進した。
明治6年(1873年)木更津県が誕生するに及んで県社に列せられた。
姉埼神社パンフレットより引用
松が嫌いな明神様
境内には松がありません。
夫神を待つ主祭神・支那斗弁命は「待つのはいや」と嘆かれ、同音の「松」を忌むようになったと伝えられています。
この姉崎(姉前)という地名もこの伝承が語源とも言われています。
また、そのことから境内はもちろん、氏子地域では正月の門飾りには松の代わりに榊(門榊)を用いたり、新年の挨拶状、家具や服の模様などにも一切松を使用しない氏子もいます。
御利益
待ち人来る、恋愛成就、殖産興業、 厄除け、夫婦円満、交通安全、五穀豊穣、縁結び
御朱印
参拝日(2020年10月21日)
- 初穂料:300円
- 御朱印授与時間:8:30~17:00
アクセス
姉埼神社(あねさきじんじゃ)
- 住所:千葉県市原市姉崎2278
- 電話:0436-61-5040
- 駐車場:有
- 参拝時間:日の出から日没まで(祈祷受付は毎日9:00~16:30)
- 公式サイト:https://anejin.org/
駐車場について
駐車場は2か所あります。
表参道側駐車場
平成通りにあるのが表参道側の駐車場です。
長い階段が平気な人、一の鳥居からお参りしたい人、お水取りをする場合はこちらがオススメです。
裏参道側駐車場
表参道の急な階段を上りたくない人、足が悪い人は裏参道側の駐車場がオススメです。
駐車スペースはこちらの方が狭いですが、こちらに停める人の方が圧倒的に多いです。
最後に
ご朱印を頂くと、しおりサイズの「疫病厄除御札」が挟まれていました。
神職さんのお心遣いが嬉しい反面、嫌な時代だとがっかりした複雑な気持ちになりました。
早く正常な世の中に戻ることを祈ります。