絞りはカメラに入る光の量をコントロールするだけでなく、ピントが合う範囲を決める重要な設定です。
しかし、一眼レフ初心者にとって、絞りの調整って難しいですよね。
そこで、ケース別おすすめF値を紹介したいと思います。
撮影に慣れるまで、目安として覚えておくと便利です。
一眼レフの基本(3)~ざっくり簡単解説「絞り」
デジカメ、一眼レフ、ミラーレス一眼の基礎である「絞り」を要点だけまとめてみました。
絞りとは
カメラに取り込む光の量を変えて、ボケる範囲をコントロールするのが絞りです。
絞りの仕組み
デジカメのレンズの後ろには絞りを調節する絞り羽根...
撮影目的別ベストなF値の目安
F値 | 目的 |
---|---|
F1.4~F2.8 | ボケを大きくする、暗いところを手持ちで撮る |
F4~F5.6 | シャッターチャンスを優先する |
F8~F11 | 風景などをシャープに撮る |
F14~F22 | 光芒を出したい、ボカしたくない、スローシャッターで撮る |
参考 一眼レフの教科書
設定可能なF値はレンズによって違う
カメラを購入した時に付いてくるズームレンズの場合、開放F値は3.5~5.6が一般的です。
単焦点レンズや高価なズームレンズを使うことで、絞り値をF1.4~F2.8まで小さくすることができます。
一眼レフ初心者向きの単焦点レンズ
単焦点レンズは明るくて安価なものが多いです。
ズームが利かないという欠点がありますが、初心者が構図や露出を練習するのに向いています。
写真の色合いが良く、ほどよいボケも表現できるので、1本持っていると写真を撮るのが楽しくなります。
SIGMAのレンズはSONYよりも安く、焦点距離が5mmほど小さいものの使い勝手がいいです。
手ブレ補正は付いていませんが、さほど気にすることなく使えます。
ただし、レンズ寸法が大きく重量が重いので、コスパで選ぶならSIGMAですが、コンパクトを求めるならSONYがおすすめです。
※F値が小さい望遠レンズについては、値段が高いうえに初心者にはハードルが高いので、割愛します。