先日、花をふんわり美しく撮るため、タムロンのレンズ「90mm/F2.8(タムキュー)」「タムロン17-50mm/F2.8」を購入しました。
この2本のレンズを使っているうちに、ボディも更に高性能なものがいいなぁと思い、悩んだ末にD5300からD7100に買い替えちゃいました。
実際は多少のデメリットがありましたが、メリットの方が圧倒的に多かったので、購入した経緯や使った感想などを紹介していきたいと思います。
購入した中古のD7100は買いでした
当初、3万円台でそれなりに程度が良いものであれば、買おうと思っていました。
しかし、なかなかコレと思うものには巡り合えず、目に留まったものはすぐに売り切れてしまったりと、縁が無いのかなと半ば購入を諦めていました。
しかし、運がいいことに40,730円の美品を楽天で発見!!
ソフマップ(ビッグカメラ)の出品だし、美品だと通常は6万円近くするのでこれは買いだ。
保証期間が短いというネックはあるものの、写真で見る限り傷や汚れは見当たらず、多少予算オーバーでしたが、ビビビと感じるものがあったので奮発して購入しました。
実物は期待通りの良いカメラで、ネットで撮影枚数を調べてみると、何と「4,666枚」という度肝を抜かれる少なさでした。
D7100のシャッター耐久回数は15万回(デジカメwatchiより)だし、ミドル機でこの撮影枚数って、殆ど使っていないと言ってもいいくらいです。
よほどのハズレじゃなければ、かなりの年数は使えます。
その点を鑑みて「当たり」だと思いました。
ただし中古なので、F16まで絞って撮影するとセンサーの汚れが気になりましたが・・・。
その辺は、様子を見てクリーニングに出すつもりです。
D5300よりも良かった点
ファインダーのホコリが無い
ファインダーがペンタプリズムなのでD5300よりも重量が重くなりますが、防塵防滴タイプの機種ということもあり、ファインダーにホコリは見当たりませんでした。
ファインダーのチリや埃は写りに影響しませんが、ファインダーに見えるとやっぱり気分が良くないものです。
ホコリ入りまくりのD5300と違ってクリアーだったので、それだけでも買い換えて良かったです。
ファインダーが広い
ファインダー視野率が100%なので、ファインダーで見えなかったものが写り込むということが無くなりました。
水準器の表示
D7100には傾斜センサーが内蔵されています。
ファインダー内に水準器インジゲーターを表示できるので、写真の傾きがかなり少なくなりました。
ただし、これにはデメリットもあって、暗い場所や暗い被写体の場合はインジゲーターが見えなくなります。
また、カメラの電源を消したりライブビュー撮影をした後は、インジゲーターを再表示させなくてはならないので、そこが少し面倒です。
クロップ機能で更に望遠効果が得られる
D7100はAPS-C機なのでレンズの焦点距離は1.5倍ですが、クロップ機能を使うと焦点距離が1.95倍になります。
そのため、更に望遠側で撮影することができます。
ピント合わせが早くなった
D5300よりもAFセンサー測距点が多いからなのか、ピント合わせが早くなりました。
そのため、Nikon純正レンズよりもAF性能が劣るTAMRON17-50mmのピントが少し早く合うようになりました。
多重露出(多重露光)撮影ができる
D7100の多重露出撮影機能は、1枚の画像に対して2~3コマの写真を重ねて撮ることができます。
シャープな画像にボケ写真を重ねると幻想的な写真に仕上がるので、特に花などは、普段と一味違った撮影ができます。
そのためには三脚とマニュアル撮影が必須なのですが、これから猛練習?する予定です。
操作性が向上した
撮影モードダイヤルにU1とU2、レリーズモードダイヤル、サブコマンドダイヤル、ボタンにFn、Pvが増え、よく使う機能を割り当てられるようになりました。
そのため、いちいちメニューからコマンドを探す必要が無くなり、操作が楽になりました。
ちなみに私は、U1とレリーズモードダイヤルのCH(高速連続撮影)を併用し、オートブラケット撮影を簡略化しました。
また、メインコマンドダイヤルに露出補正、サブコマンドダイヤルに絞り、Fnには水準器、Pv にはクロップモードを割り当てたので、使いやすさが更にアップしました。
D5300よりも悪かった点
画像処理エンジンのバージョンが古くなった
画像処理エンジンがEXPEED4からEXPEED3にデチューンとなりました。
バージョンが古いとデータ処理も遅いので、理論上D5300よりも色の再現性とノイズ低減性能が劣ります。
とはいえ、撮影した写真はサイズを小さくしてSNSにアップするか、たまにPCで見るくらいで、印刷することはありません。素人の趣味の範囲なので、D5300の写真と比べてみても、写真の質の違いはわかりませんでした。
なので、EXPEED3になったところで、私的には全く問題ありませんでした。
ちなみに、EXPEED4以降をお望みならば、「D7200(EXPEED4)」「D7500(EXPEED5)」を選ぶと良いでしょう。
バリアングル式液晶モニターが無くなった
D7100の液晶モニターは、バリアングル式でもチルト式でもないので、液晶の角度を変えることができません。
液晶が固定となるとローアングル・ハイアングル撮影が難しい場面がありますが、別に液晶が動かなくても楽しく写真が撮れるので、私はさほど気にしていません。
D7000シリーズで唯一D7500だけがチルト式なので、予算のある方は迷わずそちらを購入してください。
カメラが重くなった
今までカメラは軽いのが正義だと思っていましたが、グレードが高くなるにつれてボディが重くなる訳で・・・。
D7100とTAMROM17-55mmを組み合わせると総重量が1,335gとなり、1.5Lのペットボトル並みの重さになります。
私が持っている三脚だとギリ使える重さだなぁ・・・。
撮影中はアドレナリンが放出されているので重さは気になりませんが、普通に持ち歩くとかなり重さを感じます。
なので、撮影中のレンズ交換は滅多にしなくなりました。
まあ、その方が埃が入らず、ボディにもレンズにもいいんですけどね。
最後に
結果的にD5300よりもメリットが多かったので、D7100に買い換えて良かったです。
他にも優れている機能が盛りだくさんなので、使いこなせるようになったら、便利な機能を少しずつ紹介していけたらと思います。