季節柄、紅葉を撮影することが多くなりました。
紅葉や森林の撮影方法を調べていくうちに広角レンズが欲しくなり、SONYの広角レンズ「SEL16F28」にウルトラワイドコンバーターを着けると、12mm F2.8の超広角レンズになることを思い出しました。
購入したのは中古ですが、実際に使ってみると思いのほか良かったので、SONYのワイコンレンズ「VCL-ECU1」を使った感想を紹介したいと思います。
SONY「VCL-ECU1」のメリットとデメリット
VCL-ECU1はSONYレンズ「SEL16F28」専用のウルトラワイドコンバーターです。
現在生産を終了していますが、後継レンズとして「VCL-ECU2」が販売されています。
※ECU2だとSEL20F28にも装着することができます。
「VCL-ECU1」のメリット
- E16mm F2.8に装着すると、12mm F2.8の超広角レンズと同等の写真が撮れる
- 花形固定式のフードが着いている
- 超広角レンズを買うよりも激安
※実際の焦点距離は、18mm(35mm換算)となります。
「VCL-ECU1」のデメリット
- 通常の超広角レンズよりも端に歪みが出る
- 保護フィルターが着けられない
- レンズとフードの距離が近いのでぶつけないように気を付けなければならない
- 付属のレンズキャップが外れやすい
撮影した写真
実際に撮影した写真を載せてみました。
今回は試し撮りということで構図に集中し、絞り優先でF値は全て6.3、露出補正は±0.0に設定しています。
※絞り値はF5.6~8.0がおすすめです。
同じアングルからの撮影。
たった4mmの差ですが、写る範囲がかなり広がりました。
どうしても端が歪むので、構図には気を付けたいところです。
魚眼レンズのように、こういう写真だと思えばこれもまた面白みがあると思います。
撮影当日は午後から雨ということで、あいにくの曇り空でしたが、思い描いていた迫力のある写真が撮れました。
青空だったらもっと良かったのになぁ・・・。
使った感想
土台の「SEL16F28」は画質があまり良くないと酷評され続けているレンズではありますが、ワイコンを装着しても画質があまり変わらず、ミラーレス一眼初心者には十分な画質でした。
ワイコンの性能自体は悪くないので、F値は2.8のまま撮れます。
ただし、値段が安い分それなりなので、もっと良い画質を求めるならば、ちゃんとした超広角レンズを購入してください。
このレンズのおかげで、いつもと違うインパクトがある写真が撮れるようになり、買ってよかったと思いました。
実用性が無く、売りに出すことを検討していたSEL16F28が、もう手放せなくなりました。
むしろ、SEL16F28とVCL-ECU1のセットで撮影する機会が増えそうです。
最後に
価格の割に確実に楽しめるレンズなので、「SEL16F28」を手放すくらいなら、中古でもいいので購入することをおすすめします。
撮影の幅を広がり、さらに写真が楽しくなること間違いなしです。