写真散歩

明治時代の面影を残す山間の廃校「曾呂尋常小学校分教場」(千葉県鴨川市)

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YouTubeチャンネル「ちょっと世界一周してくる。」で紹介されていた 明治の廃校が、酪農のさとの近くにあったので、ついでに立ち寄ってみました。

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曾呂尋常小学校分教場とは

1874年(明治7年)に開校、1967年(昭和42年)に廃校となった、戦前の面影を残した小学校跡地です。

校舎は手入れされることなくボロボロに朽ちていますが、記念碑が建てられていました。

この小学校は、大蔵大臣・通商産業大臣・経済審議庁長官を務め、城西国際大学を創設した「水田三喜男氏」の母校でもあり、水田氏は明治末から大正初めにかけて通っています。

本校(曾呂尋常小学校)までは6kmもあるため、周辺の子供たちはこの分教場へ通学したそうです。

村の中央までは程遠いので、低学年の児童は本校に通うことができず、四年生までは分教場で授業を受けることになっていた。

1年から4年までの40人に満たない児童が一つの教室で一人の先生に教わったのだから、なつかしい思い出は多い。

引用 水田三喜男自伝「蕗のとう」より

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曾呂尋常小学校分教場の様子

窓ガラスが割れ、吹きさらしの状態となっています。

床板も腐ったところが多く、危険な様子なので外から除く程度に撮影。

ノスタルジックを通り越して、何か出そうな雰囲気。

小学生の時に通っていた習字教室は建物が古くてこの時代の机と椅子で先生に習っていたこと、亡くなった祖母が弟をおんぶしながら小学校に通っていた話も思い出しました。

なぜか小学校に似つかわしくない一升瓶。

あまりにも古くて時代の流れを感じるとともに、風雨にさらされながらも現在まで形を残していることに驚きを感じました。

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アクセス

曾呂尋常小学校分教場跡(そろじんじょうしょうがっこうぶんきょうじょうあと)

  • 住所:千葉県鴨川市西747
  • 駐車場:有(駐車場というよりは敷地に車を止める感じです)
  • トイレ:無
  • 公式サイト:無
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参考資料

千葉 ぶらり歴史探訪ルートガイド
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ちばの魅力、再発見 ちば観光文化検定公式テキスト
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