オリンパス

APS-Cからオリンパス(OMシステム)への乗り替えはアリorナシ?

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結論から先に言うと、APS-Cからマイクロフォーサーズへの乗り換えは「アリ」です。

その理由を、Nikonの一眼レフからOLYMPUSのミラーレスに買い替えた私がメリットデメリットをふまえて解説していきたいと思います。

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メリット

小さくて軽いは正義!!

ボディもレンズも軽いので、今まで以上に機動力がアップします。

レンズによってはコンデジに近いサイズになるので、旅行やストリートフォトに最適です。

また、小さいお子さん連れのお散歩カメラとしても重宝します。特にお母さんや女性は荷物が多くなりがちなので、かさばらず、気軽に持ち運べるのが嬉しいです。

マイクロフォーサーズのレンズは2本持ちしても邪魔にならないので、軽量化になるオリンパスのカメラは、女性や中高年の人にぴったりです。

私は五十肩が辛くて、ニコンD7100からオリンパス”OM-D E-M10 Mark IV”に乗り替えました。すると、気付いたら症状が改善していました。
OM-D E-M10 Mark IV
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参考

オリンパスと他社APS-Cボディとの重さ比較

OLYMPUS E-M10 NIKON Z30 SONY α6400
383g 405g 403g

重さはバッテリーおよびSDカードを含む

オリンパスと他社大三元標準ズームとの重さ比較

 OLYMPUS 12-40mm F2.8 * NIKON 24-70mm F2.8 SONY 24-70mm F2.8
382g 805g 695g

* 35mm判換算24-80mm相当

ボディの重さはさほど変わりませんが、F2.8通しの明るいズームレンズを付けるとなると、重さがこんなにも変わります。

手ブレ補正が驚くほど強力

使ってみると分かるのですが、オリンパスの5軸手ブレ補正が優秀過ぎてビックリしました。

自分が多少揺れてもブレないし、夜景やイルミネーションのような暗い場所でも手持ちでブレません。

その分、重い三脚の出番が減ります。

* オリンパスの古い機種だと、5軸手ブレ補正が付いていないものがあります。

前後左右(2軸)、上下左右(2軸)、左右回転(1軸)の計5軸に対応する手ブレ補正はもはや神で、5軸手ブレ補正に慣れてしまうと他のメーカーが使えなくなるかもしれません。

レンズが軽くてしかも安い

オリンパスのカメラはボディに手ブレ補正が付いているので、殆どのレンズには手ブレ補正が付いていません(超望遠など一部のレンズには付いています)。

なので、手ブレ補正が付いた他のメーカーに比べると、小さくて軽く、比較的安い値段で購入できます。

Panasonicのレンズが使える

オリンパスカメラのマウントはマイクロフォーサーズです。

したがって、同じマイクロフォーサーズであるパナソニックのレンズが使えるので、レンズの選択肢が増えます。

通常であればレンズのマウントはメーカーによって違うため、他社の純正レンズは使えませんが、オリンパス、パナソニック間では融通が利きます。

望遠に強い

マイクロフォーサーズはセンサーが小さいので、APS-Cやフルサイズよりも望遠に強いです。

参考

オリンパスとニコンZマウントのレンズを比較

OLYMPUS 100-400mm NIKON 100-400mm *
35mm判換算 200-800mm 150-600mm
重量 1120g 1355g

* APS-Cの場合

同じ焦点距離のレンズでもオリンパスの方が軽く、撮影時の画角が大きくなるので、オリンパスレンズの方がより望遠で撮影できます。

【初心者向け】フルサイズ・APS-Cの違いと35mm換算:簡単解説
一眼レフの「フルサイズ」「APS-C」って何がどう違うの? APS-Cレンズを使っていると、35mm換算っていう言葉がよく出てくるけど、どういう意味? 初めて一眼レフを使った人にはチンプンカンプンだと思います。 フルサイズ・APS...

初心者でも使いやすい

マイクロフォーサーズはAPS-Cやフルサイズよりもセンサーサイズが小さいので、ボケ味が弱くなります。

そこは欠点でもあるのですが、ぼかしたい時は単純に開放、全体的にくっきりと映したい時はF5.6に設定しておけば、あとは露出を合わせるだけ。

結果、構図に専念して撮影ができます。

なので、初心者が一眼レフに慣れるにはもってこいのカメラとも言えます。

私が愛用している12-40mm F2.8の場合、F値は2.8、4.0、5.6、たまに使う40-150mm F4.0-5.6は専ら開放です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
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デメリット

ボケが弱い

同じF値で撮っても、APS-Cやフルサイズに比べると、ボケの滑らかさが弱くなります。

ただし、F1.8の単焦点レンズであれば、ボケがかなり美しくなります。

↓↓↓ 訳あって手放したけど、写りが良くてもう一度買い直したいレンズ ↓↓↓

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
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サードパーティー製レンズの種類が少ない

シグマやタムロンといったサードパーティーレンズのメーカーは、マイクロフォーサーズに力を入れていないらしく、安いサードパーティー製のレンズの種類がぐっと少なくなります。

古い機種は有効画素数が少ない

オリンパスE-P7、E-M10、OMシステムの新しい機種であれば2000万画素以上ありますが、古い機種だと1600万画素に下がります。

ただし、大きなポスターとして印刷でもしない限り画像が荒れたりしないので、有効画素数が少なくてもなんら問題はありません。

参考

オリンパスと他社APS-Cのカメラ有効画素数比較

OLYMPUS PEN E-PL10 OLYMPUS E-M10 NIKON Z30 SONY α6400
1605万画素 2030万画素 2088万画素 2420万画素
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まとめ

オリンパスのカメラがAPS-Cやフルサイズに劣るのはボケ味だけ。

むしろ、「コンパクト」「軽い」「手ブレに強い」「望遠に強い」「コストが安い」ので、ボケ感に妥協できれば、APS-Cからの乗り換えは大いにアリです。

重い荷物になる大きいカメラよりも、手軽に持ち運べるオリンパスのカメラに乗り替えた私は、ある意味勝ち組だと思っています。