拝殿
本殿
包丁奉納殿
包丁塚
神楽殿
御神水
御祭神
高家神社
御祭神
- 磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)
- 天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 稲荷大神(いなりおおかみ)
社格
郷社
創建
不明
御由緒
磐鹿六雁命については「日本書紀」の第12代・景行天皇53年(123年)冬10月の条および、延暦8年(789年)に磐鹿六雁命の子孫である高橋氏が朝廷に奉った「高橋氏文」に記述されています。
景行天皇が皇子・日本武尊の東国平定の事績を偲び、安房の浮島の宮に行幸された折、侍臣の磐鹿六雁命が釣った鰹と蛤を調理して献上したところ、料理の腕を賞賛され、膳大伴部を賜りました。
この功績により、若狭国、安房国の長と定められ、以後代々子孫は膳の職を継ぎ、世継ぎが無いときは天皇の皇子を継がせ、他の氏を交えず、皇室の食事を司るよう賜りました。
また、大いなる瓶(かめ=べ)に例え、高倍さまとして宮中醤院で醤油醸造・調味料の神として祀られています。
高家神社は延喜式神名帳に登載される小社の一つで、この地に祀られたのは元和6年(1620年)。
現在の宮司の祖先となる高木吉右衛門が桜の木の下から、木像と二面の御神鏡を発見し、社を建ててお祀りしました。
200年余りの後、この鏡面に御食津神、磐鹿六雁命と記されていたことがわかり、当時所在が明らかではなかった高家神社の御神体であるとして、文政2年(1819年)に京都吉田御所に証を願い、御幣帛をいただきました。
社殿拝殿内正面の御神号額はこの時のもので、神祇道管領卜部朝臣良長の銘が刻まれています。
江戸時代以降、醤油沿革史の著書・田中直太朗氏(ヒゲタ醤油の始祖)、料理法大全の石井治兵衛氏、さらには日本料理研究会初代理事長・三宅孤軒氏等の労により、祭神のご神徳が発揚され今日に到っています。
御利益
料理上達、家内安全、健康守護など
御朱印
参拝日(2020年12月23日)
- 初穂料:300円
- 御朱印授与時間:9:00~17:00
アクセス
高家神社(たかべじんじゃ)
- 住所:千葉県南房総市千倉町南朝夷164
- 電話:0470-44-5625
- 駐車場:有
- 参拝時間:自由
- 公式サイト:https://takabejinja.com/
最後に
到着すると、宮司さんと奥様が敷地内を綺麗にしていらっしゃいました。
御朱印をいただく際に、奥様が取次ぎをして下さったのですが、「ごゆっくりして下さい」「帰り気を付けて下さい」と温かい言葉をいただきました。
神職さんの多くは淡々とした対応をされる方多く、がっかりすることも多々あるのですが、今回はとても嬉しくなりました。
やっぱりこういう神社では、神様も幸せになれますね。