天日鷲神とは
【分類】天津神
【性別】男神
【性別】男神
阿波国を開拓し、穀麻を植えて紡績の業を創始した阿波の忌部氏の祖神です。
アマテラスを天岩戸から引き出すため、アメノウズメが岩戸の前で踊りだすと、弦楽器を司る神様が演奏を始めました。
その時、弦の先に鷲が止まったので、それを見た神様達は「これは世の中を明るくする吉祥を表す鳥だ」と言って、とても喜びました。
それからこの神様は名前に鷲の字を加え、アメノヒワシと呼ばれるようになりました。
日本書紀の国譲り神話では「作木綿者」とされ、古語拾遺ではアマテラスが天岩戸に隠れた際に、穀や木綿などを植えて白和幣を作ったとされています。
そのため、アメノヒワシは「麻植の神」とも呼ばれ、紡績業や製紙業の神様となりました。
また、アメノヒワシは酉の市の「お酉様」としても有名です。
御利益
商売繁盛、殖産、開運、開拓、繊維業守護、子孫繁栄など
祀られている神社
- 安房神社(千葉県館山市)
- 鷲神社(東京都台東区)
- 大麻山神社(島根県浜田市)
- 忌部神社(徳島県徳島市)