拝殿
本殿
御神木
拝殿右側にあるタブノキが御神木です。
御祭神
遠見岬神社
御祭神
- 天冨命(あめのとみのみこと)
社格
郷社
創建
不明(835年)以前
御由緒
社伝によると、御祭神天冨命は、神武天皇の勅命を奉じ阿波(現在の徳島県)の開拓を終えた後、東国により良い土地を求め阿波に住む忌部一族を率いて海路を黒潮に乗り、紀伊を経て房総半島南端の布良の浜に上陸され、祖神である天太玉命を祀る社を建て、麻や穀を植え開拓を進められました。そして、麻がよく育ったところを総の国(後の上総・下総)、穀の木がよく育ったところを結城郡(現在の茨城県結城市)と名付け、阿波忌部の住んだ所は後に、安房国と呼ばれました。
安房の開拓を終えた天冨命は、その後当地においでになり遠見岬(現在の八幡岬)突端の冨貴島に住まわれ、先住民に農業・漁業・建築等の技術を教えました。天冨命がお隠れになった後、天日鷲命の後裔である勝占忌部の須須立命が天冨命の居跡に社を建て、開拓の祖神として御神霊をお祀りしたのが当社の始まりと伝えられております。また、勝占忌部が住んだこの地は後に勝占(現在の勝浦)と呼ばれました。
時代は下り、慶長6年(1601年)大海嘯により社殿は決壊し社宝の多くを流失してしまいます。御神体と決壊した御社殿は尊磯の浜(現在の火防稲荷神社付近)に流れ着き、一時宮谷に祀られ、萬治2年(1659年)当時の勝浦城主植村土佐守泰朝公により現在の地に遷座されました。尚、現在の社殿は嘉永2年(1849年)の造営です。旧社地はその後、元禄16年(1703年)の大地震により海没し、現在は一部が残されているのみです。
勝浦は漁業の発展と共に、江戸時代には「勝浦三町江戸勝り」と例えられたほど繁栄し、当社は近郊の領主はもとより漁業関係者を始め、全国より多くの崇敬を集めました。御祭神天冨命は、開拓の指導者としての幅広い御神徳をもち、また東京より巽の吉方(東南)に鎮まる神社として、今もなお多くの信仰を集めております。
千葉県神社庁より引用
御利益
開運、勝運、縁結び、災難除け、厄除
御朱印
参拝日(2020年07月02日)
- 初穂料:500円
- 御朱印授与時間:9:00~17:00
※神職不在時は書き置きでの授与となります。
授与所の外に御朱印が用意してありますので、箱右側の賽銭スペースに初穂料を納めます。
その後に御朱印を頂いて下さい。
本殿までの道のり
一の鳥居と二の鳥居。
一の鳥居から長い階段を上ります。
階段を登り切り、二の鳥居をくぐると、福徳稲荷(豊受大神)と筆塚が現れます。
さらに上に登ります。
途中で勝浦の海と市街を一望して一休み。
最後の階段を登り切り
やっと境内に到着です。
旧・遠見岬神社
遠見岬神社のかつての鎮座地は、大地震による地盤沈下で大部分が海の底へ沈んでしまいました。
現在では、勝浦湾の平島と呼ばれる小さな島に、鳥居だけが残されています。
上陸することは出来ませんが、八幡岬公園から眺めることができます。
参考 あわせて立ち寄りたいおすすめスポットアクセス
遠見岬神社(とみさきじんじゃ)
- 住所:千葉県勝浦市浜勝浦1番地
- 電話:0470-73-0034
- 駐車場:10台
- 参拝時間:自由
- 公式サイト:http://www.tomisaki.or.jp/
駐車場は京葉銀行の向かいになりますが、看板が無いので分かりにくいです。
駐車スペースが無い場合は、市営駐車場(無料)に停めて歩きましょう。
※路上や京葉銀行の駐車場には決して停めないで下さい。