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【レンズレビュー】AT-X 12-28 PRO DX

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「広角レンズってどんな時に使うの?」「広角レンズって撮影が難しいのでは?」

私も最初はそう思っていました。

まずは紅葉をダイナミックに撮ることから始め、本で広角レンズの撮り方を勉強しながら、いろいろな撮影テクニックを学びました。

そこで、私が使っている広角レンズ「AT-X 12-28 PRO DX」の使い勝手がとてもよかったので、実際に撮影した写真を紹介しつつ、使った感想を紹介したいと思います。

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概要

AT-X 12-28 PRO DX

  • 広角から準標準までをカバーするズームレンズ
  • AF制御用センサーには高分解可能な[GMR(高精度磁気)センサー]をフォーカス駆動部直近に搭載し、高精度なフォーカス制御による素早いAFスピードを実現。さらに、新開発の[SD-M(Silent Drive Module)]の採用でAF駆動音の静穏性を高めています。
  • コンパクトなボディで、AF-MFの移行はピントリングを手前側へスライドさせるだけ。
  • マニュアル・フォーカス時のフィーリングはピントリングに適度なトルク感があり、広角ズームレンズに要求される精密なピント合わせが可能です。

出典 トキナー公式サイト

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仕様

発売日 2013/04/25
焦点距離 12-28mm
手ブレ補正
最短撮影距離 0.25m
最大撮影倍率 1:4.94(0.2倍)
最大絞り f/4
最小絞り f/22
フィルターサイズ 77mm
寸法 84mm×90.2mm
質量約 530g
付属品
  • レンズキャップ
  • バヨネットフード BH-77A

※仕様書の付属品欄に裏ぶたの表示はありませんでしたが、私の中古レンズには裏ぶたが付いていたので、最初から付いていると思われます。

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外観

レンズがごつく、見た目のインパクトは大です。実際に装着するとレンズにD5300がくっついた感じになるので、街撮りで持ち歩くにはちょっと恥ずかしいかも・・・。

まあ、私は全く気にしませんけどね。

AF/MFの切り替えは、フォーカスリングを上下にスライドして切り替えます。

マウントは金属製です。

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画質

Nikon D3300(12mm,F5.6,1/800,ISO100)

焦点距離を12mmにすると、かなり広い範囲が写し込めます。

広角レンズは画面の端が歪む傾向があるので、左側の街灯や右側の建物が斜めになっています。

歪みが気になる場合は、カメラの歪み補正をONにしたり、レタッチソフトで修正することをおすすめします。

Nikon D3300(12mm,F6.3,1/1000,ISO100)

こちらは端に建物が無いので、画面の歪みは気になりませんでした。

Nikon D3300(28mm,F5.6,1/250,ISO100)

また、建物を中央に配置したり、焦点距離をテレ側で写すなどの工夫をすると、歪曲収差が解消されます。

28mmだと標準域に近い画角になるので、30mm単焦点の感覚でも写せます。

Nikon D5300(12mm,F8,1/500,ISO100)

遠近感が強調されるのも広角レンズの特徴のひとつで、かなり奥行きがあるような写真も撮れます。

Nikon D3300(12mm,F6.3,1/125,ISO450)

背の高いご神木も、幹に近づいて見上げて撮ると、迫力のある雰囲気になります。

Nikon D5300(20mm,F16,1/125,ISO1600)

花に近づいて下から見上げるように撮影し、背景に杉の木や太陽を映しこみました。

こうすると、森の中で咲いている雰囲気を出すことができます。

Nikon D3300(28mm,F5.6,1/250,ISO100)

テレ側で手前の花に近づいて撮影。

被写界深度が深い広角レンズでも、工夫次第でボケを生かした撮影もできます。

↓↓↓ ちなみに、私はこの本で広角の勉強をしました ↓↓↓

広角撮影の教科書(学研カメラムック)
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広角のレンズの特徴がよくわかり、使いこなし方やカッコいい撮り方も載っているので、とても重宝しました。

この本に書かれていることを真似するだけで、ワンランク上の写真が撮れるようになりますよ。

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使った感想

広角から準標準域まで撮れるので、これ1本で行けちゃうのがとても便利です。

手ブレ補正はありませんが、この焦点距離ならブレることなく撮影できます。

フィルター経が77mmと大きく、出目金のような形のレンズになっているので、逆光や斜光の場合、フレアやゴーストが出ることがあります。

逆にそれを利用して、わざと入れて撮るのも面白いので気に入っています。

また、順光の青空はニコンのレンズよりも綺麗なので、晴れた日の風景撮影や、夕暮れ時の撮影には欠かせないレンズだと思います。

トキナーのレンズは鮮やかな青の発色が特徴的で、「トキナーブルー」という名がつくほど、青色の表現力が見事です。

レンズ単体での重さは気になりますが、カメラに付けてしまえばさほど重さを感じず、携帯性も悪くありません。

標準レンズや望遠レンズでは撮れない迫力がある写真が撮れるので、脱マンネリをしたい人にはぴったりなレンズだと思います。

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最後に

正直なところ、この素晴らしいトキナーブルーを知っちゃったら、多くの人にその良さを知ってほしくなりました。

現在は生産を終了しているので中古しか手に入りませんが、中古でも良いレンズはまだまだありますので、1度はこのレンズを、あなたの一眼レフに装着していただければと思います。

【中古】Tokina AT-X 12-28mm F4 PRO DX
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