デジカメ、一眼レフ、ミラーレス一眼の基礎である「シャッター速度」を要点だけまとめてみました。
シャッター速度とは
カメラに光を貯める時間を変えて、被写体の動きをコントロールするのがシャッター速度です。
シャッタースピードは、動く被写体(水、乗り物、動物、野鳥、スポーツなど)を撮影するときに設定します。
シャッターの仕組み
カメラのシャッターは、レンズと撮像素子の間に配置されています。
シャッターは倉庫のシャッターと同じように、上下に折りたたみができるようになっています。
普段は閉じていますが、シャッターボタンを押すと、目に見えないような速さで開閉します。
- シャッタースピードを早くすると、光を取り込む時間が短くなる
- シャッタースピードを遅くすると、光を取り込む時間が長くなる
明るい場合はシャッタースピードが速く、暗い場合はシャッタースピードが遅くなります。
シャッター速度
シャッター速度は、1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/125秒、1/250秒のように表します。
シャッター速度の調節
シャッタースピードを変えるには、シャッター優先モード(SまたはTv)で撮影します。
ダイヤルを回してシャッター速度を設定すると、絞り値は自動で決まります。
シャッター速度を速くする
動きの速い被写体が止まって写ります。
シャッター速度を遅くする
被写体ブレが起こり、被写体が動いている様子を写すことができます。
被写体ブレは、動いている被写体のみがブレ、止まっている背景などはシャープに映る現象です。
シャッター速度の調節による違い
早い ← シャッター速度 → 遅い | ||
1/4秒 | 1/40秒 | 1/8000秒 |
ブレる ← 被写体の動き → 止まる | ||
明るくなる ← 明るさ → 暗くなる |
手ブレをしないギリギリのシャッター速度
- フルサイズカメラ = 1/焦点距離
- APS-Cカメラ = 1/焦点距離×1.5(または1.6)
50mmのレンズであれば、「フルサイズ=1/50秒」「APS-C=1/80秒」が手ブレしないギリギリのラインです。
この数値でも手ブレする場合は、シャッタースピードを速くするか、三脚などでカメラを固定して撮影しましょう。