デジカメ、一眼レフ、ミラーレス一眼の撮影モードの一つである「Mモード(マニュアル)」の要点だけまとめてみました。
Mモード(マニュアル)とは
カメラのモードダイヤルには、「M」と表示されています。
Mモード(マニュアル)でできる設定
絞り | シャッタースピード | ISO感度 | 露出補正 | ホワイトバランスなど |
---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | × | ○ |
※カメラによってはISO感度をオートに設定することができます。
Mモード(マニュアル)のメリットとデメリット
メリット
「F値」「シャッター速度」「ISO感度」を自分で決めるので、撮っている感が強くなります。そのため、写真撮影が楽しくなります。
設定を固定できるため、背景の明るさに影響を受けることがなく、同じ場所で構図を変えながら何枚も撮影する場合に適しています。
夜景や星空、滝などの特殊なシーンに強いです。
最近のカメラは性能がいいので、AモードやSモードで撮影してみて、どうしてもイメージと合わないのであればMモードで撮影するというスタンスでもいいと思います。
デメリット
露出の関係を理解していないと使いこなせず、慣れるまでに時間がかかります。
設定項目が多いので写真を撮るまでに時間がかかり、一瞬のチャンスを逃してしまうことがあります。また、シーンによっては失敗写真が増えます。
Mモード(マニュアル)の操作手順
ボケを優先する場合
ISO感度を決める → F値でボケを決める → シャッター速度で明るさを決める
動きを優先する場合
ISO感度を決める → シャッター速度で動きを決める → F値で明るさを決める
屋外晴天であればISO感度は100でOKです。シャッター速度やF値で明るさが調整できない場合は、ISO感度を設定しなおしましょう。
露出の確認
カメラの液晶画面またはファインダー内に、露出計という目盛りが表示されています。
この目盛りを見ながら「F値」「シャッター速度」「ISO感度」を調整し、適正露出を確保しましょう。
※私が使っているソニーα5100の場合は露出計ではなく、数値のみが表示されます。
露出計の指標は、カメラが適正露出と一致したと判断した場合は「0」を指し、適正露出よりも明るいと判断した場合は「+」方向、暗い場合は「-」方向に移動します。