日本の神様

簡単にざっくり解説。天岩戸隠れと事件にまつわる神々

誓約で身の潔白を証明したスサノオでしたが、高天原に居座り、さらに暴れん坊ぶりを発揮します。

そのせいで高天原が滅茶苦茶になり、多くの神々からアマテラスに苦情が殺到。

しかし、アマテラスは「何か考えがあってのことだろう」と、最初のうちはスサノオをかばっていました。

それでもいたずら?が加速していき、堪忍袋の緒が切れて怒りMAXになったアマテラスは、天岩戸という岩屋に隠れてしまいます。

すると、世界中が真っ暗闇に包まれて大パニックに。

そこで、アマテラスを天岩戸から引っ張り出すべく、高天原の神々たちによる大作戦が決行されるのでした。

アマテラスとスサノオの誓約(うけい)
イザナギとイザナミの国産み・神産みが終わると、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三貴神の時代が始まります。 その頃のスサノオは、世の中の秩序を破壊する乱暴者。父親に見放された弟が地面を揺るがす轟音とともに高天原にやってきたら、ア...




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スサノオ、高天原での悪行

  • 田んぼの畔を壊して溝を埋める
  • 御殿に乱暴を働く
  • 機屋の屋根に穴をあけ、皮を剥いだ馬を落とし入れる(死亡事故に発展)

など

死亡した神

アマテラスが機屋で神に奉げる衣を織っていた時、屋根に穴をあけて皮を剥いだ馬を落とし入れました。すると、驚いた1人の服織女の陰部に梭(ひ=横糸を通すための道具)が刺さり、死んでしまいました。

アマテラス、天岩戸に引きこもる

普段は優しいアマテラスも、スサノオのあまりの行いに怒りをおぼえ、天岩戸に隠れてしまいます。

すると、高天原も葦原中国も闇に包まれ、食べ物が育たず、人々が病気になったりと、さまざまな禍が発生しました。

八百万の神によるアマテラス引っ張り出し作戦

困り果てた八百万の神々は、天安河原(あまのやすかわら)に集まり、アマテラスを引っ張り出す方法を相談し、準備を整えてミッションを遂行しました。

まずは常世のニワトリを集めて鳴かせ、神々は天岩戸の前でドンチャン騒ぎをしました。

外の様子が気になったアマテラスが扉を少し開けて覗いてみると、アマテラスよりも美しく立派な神がおいでになったので楽しそうに騒いでいるとのこと。

今連れてきますと言って鏡でアマテラスの顔を写したところ、その姿をよく見ようと身を乗り出したアマテラスの手を掴み、天岩戸から引っ張り出しました。

その後、岩戸の入り口に注連縄を張り、立ち入り禁止にしました。

こうしてアマテラスが岩戸の外に出てくると、高天原も葦原中国も明るくなりました。

スサノオへの制裁

八百万の神々は、スサノオに罪を償うためのたくさんの品物を科し、髭と手足の爪を切って高天原から追放しました。

作戦で活躍した7柱の神様

神様
1 男神 思金神(おもいのかねのかみ) 作戦の総司令官
2 男神 天児屋命(あめのこやねのみこと) 八咫鏡(やたのかがみ)を差し出し祝詞を唱えた
3 女神 天宇受売命(あめのうづめのみこと) 妖艶な踊りを披露
4 女神 伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと) 八咫鏡を作る
5 男神 布刀玉命(ふとだまのみこと) 天岩戸の前で占いを行い祭壇を作る
6 男神 玉祖命(たまのおやのみこと) 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作る
7 男神 天手力男命(あめのたぢからおのみこと) アマテラスを天岩戸から引き出す

あとがき

末っ子の甘えん坊のかまってちゃんが起こした大騒動でしたが、力があるとその破壊力も半端ないですね。アマテラスも日本最初の引きこもりって感じですし・・・。

そんな紆余曲折を経て、スサノオが地上の英雄になるのはその後のお話です。

ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語
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